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歯医者が考える正しい歯医者の選び方(セラミック矯正編)

セラミック矯正とは

セラミック矯正とは、歯を削り、セラミックを被せることによって歯並びや歯の色、形を綺麗にする治療のことです。綺麗な透明感のある白い歯を、お顔に合った形と歯並びでお入れすることで、清潔感のある明るい口元にすることができる為、アンチエイジング効果やお顔立ちまで洗練させる効果もあります。患者様のその後の人生も明るく前向きなものにすることができる治療です。
ただ、この治療は、歯科医師の技術や経験やセンス、使用するセラミックのクオリティーによって仕上がりが全く異なってしまう治療でもあります。
審美歯科の中で一番仕上がりに差が出る治療といえるかもしれません。

セラミック矯正のメリット

・治療期間が短い。(初診カウンセリングを含めて来院回数3回、治療期間1か月以内)
・歯の色を好きな白さに変えることができ、着色しないため、一度入れた歯はずっと綺麗なままでいることができる。
歯の形を変えることができる。普通の矯正では並びを変えることができるだけで歯の大きさや形は変えることができないので、「歯が大きい」など形が気になる方にお勧めです。
・ご自身の歯よりも、歯石や汚れが付かない
・歯並びを変えることで、口元ばかりではなくお顔立ちもスッキリさせることができる。
(例)出っ歯の方の歯を小さくして内にいれるセラミック矯正をする事で、口元が引っ込んでスッキリする(Eラインが綺麗になる)だけではなく、口が閉じやすくなり閉口筋という口を閉じさせる筋肉が活発になったり軟組織もスッキリしてお顔立ちまで洗練させることができます。

セラミック矯正のデメリット

・歯を削る
・歯の向きを大きく変える時は神経をとらなければならないことがある
・技術の低い歯科医師によって適合がよくない被せものを入れられてしまうとと歯周病になりやすくなる
セラミック矯正と矯正の違いはこちらに詳しく載っています。

歯科医師の技術の違いによるによる仕上がりの差

前述した通り、技術力と経験やセンスのある歯科医師が治療すれば、口元だけではなくお顔立ちまで良くすることができるセラミック矯正ですが、治療する歯科医師の技量によっては「自分の歯がただ白いセラミックに変わっているだけ」ということもあります。「歯の大きさももっと小さくした方がこの人にはあっているのに」、「もっと歯列を下げた方がすっきりするのに」など、技術力と経験のある歯科医師からみると「もっと綺麗にできるのに」という状態になってしまっていることがあります。
患者様本人はこのことに気づいていらっしゃらないケースもあります。
全ての治療において技術のある歯科医師に治療をしてもらえるに越したことないですが、セラミック矯正は特に歯科医師の技術や経験による差が出るのと、技術だけではなく歯科医師の美的なセンスも要求される治療です。

セラミックのモノのレベルによる差

一言にセラミックといってもセラミックの種類やブランドや作る技工士によってモノのレベルは全然違います。
セラミックの種類としては前歯のセラミック矯正であれば、ジルコニアセラミックを選ぶのが一番綺麗にできてお勧めです。ジルコニアセラミックはジルコニアという人口のダイヤのフレームに技工士が手作業でセラミックを筆でもって作るのですが、強度もありますし、色も一番綺麗に出せます。技工士の手作業によって作られるため、作り手によってセラミックの透明感や形が大きく異なります。技術の高い技工士によるジルコニアセラミックは私たちから見ても本当に綺麗です。

セラミックの種類

メタルボンド 内面が銀で外がセラミックの2層構造の被せものです。白さの透明感もないし、銀で歯茎が黒ずんだりするため、せっかくセラミック矯正をやるのであれば、お勧めしません。
オールセラミック 全てがセラミックでできている被せものです。色も透明感があり綺麗ですが日本全国どこで治療をしても規格になっているセラミックのブロックから削り出して作成するので、白さの種類に制限があり、ジルコニアセラミックよりは透明感が少ないです。ジルコニアセラミックよりは劣りますがセラミック矯正をする中では2番目にお勧めです。
オールジルコニア 全てがジルコニアという人口のダイヤでできている被せものです。強度は歯科治療の中で一番高く丈夫ですが、テカリ感が出てしまいます。このテカリ感もブランドや技工士によっては抑えられることもあり、透明感も出せますが、それでも前歯で使用する場合には目立ってしまうと思います。奥歯で使用する分には強度もありますし、いいオールジルコニアであればとても綺麗に見えると思います。
ジルコニアセラミック ジルコニアのフレームに、セラミックを技工士が手作業で筆で盛って作る被せものです。歯科のあらゆる被せものの中で、最も綺麗で、透明感のある白さを出すことができます。
*作る技工士による手技レベルの差が最もでる被せものなので、取引している技工所もこだわっている歯科医院を選ぶことをおすすめします。

セラミック矯正をするクリニックを選ぶポイント

症例数、実績が多い

スポーツにおいても仕事においても言えることですが、年間100回経験する人と、年間10,000回経験する人とでは、熟練度も、経験から得られる知識も大きく異なります。
ただ治療するだけではなく、仕上がりをデザインする必要のあるセラミック矯正は症例数をたくさん経験することで「この人にはこのように並べると良くなる」など発想力や仕上がりをイメージする力が上がりますし、治療レベルも高くなります。

症例写真で過去の症例を確認できる

機能面だけではなく外見面も大事なセラミック矯正においては、実際にどのような仕上がりになるのか、その先生のセンスはどうなのか、そこのクリニックのセラミックはちゃんと透明感があるのかなど、症例写真を確認できるクリニックを選ぶのがお勧めです。

きちんとした説明が受けられる

治療前の説明がきちんとできないのに診療が上手という歯科医師にはあまり出会ったことがありません。
歯科医師は症例経験を積めば積むほど、技術は上がりますし、その診療に対する自信、知識がつくので説明で話す言葉の声色はいい意味で、力強くなりますし、その診療で事前に話しておかなければならないことや、確認すること、患者様がどこのポイントに疑問を抱くことが多いかも理解していきます。
そのため、治療を重ねて自信と技術、知識を持っている歯科医師の方がしっかり説明ができるようになるはずです。
もし仮に技術や自信はあるけど、患者様に説明をきちんとしない歯科医師がいたとしても、機能だけではなく外見も大事になるセラミック矯正においては、患者様に寄り添ったコミュニケーションの取れない歯科医師のもとでは、治療は受けない方がいいと思いますので、やはりきちんと説明できる歯科医師のもとで治療を受けることをお勧めします。

保証がしっかりしている

高額な診療なので保証がしっかりしているクリニックの方が安心です。また保証がしっかりしているクリニックの方が診療と被せものの品質への自信があるとも言えます。

被せものの品質や扱う材料にこだわっている

前述したとおり、一言にセラミックといっても種類、ブランド、製造工程、どこの技工所の誰が作るかによってレベルは大きく異なります。例えばAというクリニックで15万円、Bというクリニックで13万円だったからといってBクリニックの方がお得ということには直結しません。もしかしたら原価の差が診療料金の差よりも大きく、Aクリニックの方が高額で、モノのクオリティーもAクリニックの方が大幅にいいかもしれないからです。また外見の要素が大きなセラミック矯正においては、せっかくやるなら「少し良くなるレベル」ではなく、せっかくだから「やる前に比べて見違えるレベル」で行う方が悔いが残らないと思うので、値段だけだはなく品質や技術側の側面からのコストパフォーマンスで考える事をお勧めします。

口元だけではなくお顔立ちまで考えた診療ができる

ただ口元だけを綺麗にするのではなく、お顔立ちまで変える(Eラインの改善やほうれい線の減少、顔のたるみ感の改善など)ことができるセラミック矯正においては、そこまでできる歯科医師の診療を受ける方が得です。ここに関してはお顔立ちのことも計算して診療するか、口元だけ診て診療するのでは仕上がりに大きな差が出ます。
またお顔立ちのことまで考えて診療するかしないかでは料金の差はなく、ただ腕の差でできる歯科医師なのか、できない歯科医師なのかの差なので、そこまで相談に乗ってくれて、診療してくれる歯科医師のもとで診療を受けることをお勧めします。

監修・執筆

医療法人社団さとうDC
理事長佐藤悠野

当コラムは2019年12月12日に医療法人社団さとうDC 理事長の佐藤悠野が執筆しました。
本文の内容を無断で転載することを禁止します。

セラミック矯正の症例1

噛み合わせから審美的なところまで、トータルで治療させて頂いた患者様です。
ここまでやるとなると、できないクリニックもありますし、できるところでも年単位でかかってしまうクリニックが大半だと思いますが、今回は4月末にカウンセリングでご来院いただき、5月に治療をスタートして9月末には診療が終わっています。
治療回数や、治療期間がかかってしまうと、患者様も通院が辛くなったり疲れてしまったりしてしまうと思います。どんどん綺麗になっていく、食事がしやすくなっていくという実感がある方が患者様に楽しく治療に臨んでいただけると思うので、私は診療のスピード感を大切にしています。
トータルでやらせていただいたので、噛み合わせなどの機能面から外見などの審美性もかなり良くなり、患者様にも満足して頂けてよかったです。

治療期間 約4ヶ月

セラミック矯正の症例2

審美歯科の症例です。
【患者様の主訴】
・歯を小さくしながら、出っ歯を治したい。
・歯の色も白く、形も綺麗にしたい。
【治療方法・期間】
・ジルコニアセラミックによる審美歯科
・来院回数 3回
・治療期間 20日
・治療費:1,920,000円〜2,560,000円

患者様にはとても喜んで頂けて、歯科医として仕事をしてる私にとっても嬉しかったです。

担当:理事長 佐藤悠野
かぶせもの:ジルコニアセラミック

[メリット]
自分の好きな色、歯の形を選べる
自分の歯よりも着色や汚れがつきにくくなる
[デメリット]
高額である
削ることで一時的に歯がしみたり痛みが出る可能性がある
術者のレベルによって仕上がりに差が出る
Before写真の上顎中央にあるような、大きく向きを変えなければならない歯がある場合、歯の神経を取る必要がある場合がある

審美歯科のメリット・デメリット(リスク)などの詳細はこちら
料金はこちら

セラミック矯正の症例3

セラミック矯正を患者様の好きな白さのセラミックで行い、歯並びと色を綺麗にしました。歯茎のラインも自然にできています。
最近選ばれることが多いかなり白いのに透明感がある色です。

担当:理事長 佐藤悠野
かぶせもの:ジルコニアセラミック
治療費:1,680,000円〜2,240,000円

[メリット]
自分の好きな色、歯の形を選べる
自分の歯よりも着色や汚れがつきにくくなる
[デメリット]
高額である
削ることで一時的に歯がしみたり痛みが出る可能性がある
術者のレベルによって仕上がりに差が出る

審美歯科のメリット・デメリット(リスク)などの詳細はこちら
料金はこちら

セラミック矯正の症例4

1. 歯が無いところにインプラント
2. 銀歯を白いセラミックに変更
3. 前歯に古い樹脂が入って汚くなっていたところにジルコニアセラミック

の治療をさせていただいた症例です。
全体的に任せて頂いたので、噛み合わせの機能面も良くすることもできましたし、もちろん外見もとても綺麗になりました。
口元が綺麗になって、とても明るい表情になりました。


担当:理事長 佐藤悠野
かぶせもの:ジルコニアセラミック

審美歯科のメリット・デメリット(リスク)などの詳細はこちら
料金はこちら