• HOME
  • セラミックの費用は保険適用できる?保険の歯との比較も紹介

セラミックの費用は保険適用できる?保険の歯との比較も紹介

 

歯のセラミック治療を検討する際に、保険適用できるかどうか気になる方が多いでしょう。
しかし、セラミック治療は基本的に保険が適用されません。

 

本記事では、セラミック治療を累計50,000件以上手がける「さとうデンタルクリニック」の知見をもとに、保険が適用されない理由や、保険でできる白い歯との違い、セラミック治療を選ぶべきケースについて解説し、よくある質問とその回答も紹介します。

 

 

セラミックは保険適用できるのか?

歯科治療は、大きく分けて「保険診療」と「自由診療(自費診療)」があります。
セラミックを使用したクラウン(被せ物)やインレー(詰め物)などの治療は、基本的に保険適用外の自由診療に分類されます。

 

保険診療では、使用できる材料や治療方法が定められており、セラミックは対象に含まれていないためです。
セラミックを使った治療を希望する場合は、自由診療として全額自己負担する必要があります。

 

例外として、近年ではハイブリッドセラミック(セラミックとレジンを混ぜた素材)を用いてCAD/CAMシステム(コンピューターで設計・製作する技術)で作るクラウンやインレーは条件を満たす場合に保険診療の対象とされています。
徐々に適用範囲が拡大されていましたが、令和8年度診療報酬改定により、2026年6月から要件がさらに緩和される見込みのため、活用しやすくなるでしょう。

 

たとえば、これまでは噛み合わせに関する要件がありましたが、2026年6月からはその要件が撤廃され、より多くの方が奥歯の白い歯を選べます。
しかし、ハイブリッドセラミックは銀歯と比べると目立ちにくいものの、自由診療で用いるセラミックより見た目や性能が劣る点には注意が必要です。

 

機能に関しては、保険のハイブリッドセラミックは銀歯より劣るという意見が多数の歯医者からでてくるくらいです。

 

出典:厚生労働省保険局医療課 |令和8年度診療報酬改定の概要 【歯科】

 

セラミック治療の料金について詳しく知りたい方は下記記事を参考にしてください。
▶セラミック治療の値段を解説!素材別の特徴と費用の目安

 

 

なぜセラミックは保険適用にならないのか

自然な見た目と機能性を両立するセラミックが保険診療の対象とされていないのは、保険診療の目的と素材・製作工程のコストが関係しています。

 

保険診療は使用できる材料や治療内容に制限があるため

保険診療では、厚生労働省に認められた材料や治療方法しか使用できません。
歯科において保険診療の目的は「機能を回復させる」ことであり、そのために必要な最低限の治療が保険診療の対象とされています。

 

セラミックのような見た目の美しさを大きく向上させることを目的とした材料は、「必要最低限」の範囲を超えるため、保険診療の対象外とされているのです。

 

セラミックは材料費や製作工程の原価が高いため

自由診療で用いられるセラミックは、保険診療で用いられる銀歯やレジン(歯科用プラスチック)と比べて素材そのものが高額です。
さらに、製作工程にも手間とコストがかかります。
歯科技工士が一人ひとりに合わせて精密に作製し、色や形態を細かく調整する必要があるためです。

 

保険診療では、このような見た目の美しさを向上させるための高額な材料費・技工費を賄うことが難しいのです。
仮に保険適用とした場合、保険財政への負担が大きくなる懸念があります。
そのため、セラミックの保険適用は実現していない状況です。

 

自由診療では治療の質や材料を選択できるため

自由診療は、保険のルールに縛られることなく、患者が希望する材料や治療方法を選択できるのが特徴です。
セラミック治療においては、見た目を重視したジルコニアセラミック、強度を重視したオールジルコニアといったように目的に応じて選択できます。

 

より高品質な治療を希望する場合に活用できる選択肢として位置づけられており、費用は全額自己負担ですが、希望に沿った治療を受けられます。

 

保険診療を受ける場合は、診療代の7割を保険が払う訳ですから、保険の定めるルールを守らなければなりません。
自由診療は10割を自分で払うので、保険のルールは関係なく、自分で決められるという事です。

 

 

保険でできる白い歯(プラスチック系素材)との違い

保険診療できる白い歯には、レジンを用いたクラウンやインレー、ハイブリッドセラミックを用いたCAD/CAMシステムで作るクラウンやインレーがあります。
ただし、これらは自由診療で用いられるセラミックとは異なるため、見た目・耐久性・機能性について比較します。

 

見た目の違い

セラミックは天然歯に近い透明感や光沢を再現できるため、見た目が自然です。
色のバリエーションも豊富で、周囲の歯に合わせて細かく調整できます。
さらに、時間経過による変色が起こりにくく、コーヒーや紅茶などによる着色もしにくい素材です。

 

一方、保険が適用される素材は白い見た目ではありますが、透明感が乏しく色のバリエーションも少ないため、周囲の歯となじみにくい場合があります。
また、時間経過とともに黄ばみや変色が起こりやすい特性もあるため、とくに前歯のような目立ちやすい部位では、周囲の歯との差が気になるケースもあるのです。

 

見た目の自然さや長期的な審美性の面では、自由診療でセラミックを使用する方が高い満足度を得られるでしょう。

 

耐久性の違い

セラミックは硬度が高く、摩耗や変形しにくいのが特徴です。
一方、保険診療の対象である素材は、セラミックと比べて柔らかく、時間の経過とともに摩耗・変形が起きやすいため、数年で交換が必要なケースもあります。
そのため、自由診療で選べるセラミック素材の方が、長期間使用できる傾向があります。
割れることも多いです。

 

機能性の違い

セラミックは表面が滑らかで汚れが付きにくく、細菌やプラークが付着しにくい特徴や、歯との適合性が高い特徴があるため、虫歯のリスク軽減につながる可能性があります。

 

一方、保険素材はセラミックと比べて表面が劣化しやすく汚れが付着しやすい特徴や、セラミックに比べると歯と高精度に適合させるのが難しい傾向があります。
そのため、機能性を重視する場合も、セラミックが優位といえるでしょう。

 

 

セラミック治療を選ぶべきケース

自由診療でセラミックを使用する場合は、保険診療で行う治療と比べると、治療にかかる費用が高額な傾向があります。
しかし、見た目を重視したい場合や、長持ちする治療を選びたい場合は、セラミック治療が向いている可能性があります。

 

見た目を重視したい場合

セラミックは天然歯に近い見た目を実現できるため、口元の印象を大切にしたい方に選ばれることが多い素材です。
笑ったときに見える部位を治療する場合や、自然な見た目にこだわりたい方、人前で話す機会が多い方などには、セラミックが向いています。

 

長持ちする治療を選びたい場合

長持ちする治療を受けたい方にも、セラミックは適した素材です。
セラミックは、保険診療で使用できる素材と比べ、汚れが付着しにくく適合性が高いため、二次虫歯のリスク軽減につながる可能性があります。
結果的に、再治療のリスクが軽減され、通院の負担や将来的な治療費用を抑えられる可能性があります。

 

セラミック治療について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
▶セラミック治療のメリット・デメリット|治療を成功させるポイントを解説!

 

 

セラミックの保険適用に関するよくある質問

ここでは、セラミックの保険適用に関するよくある質問とその回答を紹介します。

 

Q1. セラミックが保険適用になることはありますか?

基本的には、純粋なセラミックを使用したクラウンやインレーは保険適用外です。
一方で、ハイブリッドセラミックを用いてCAD/CAMシステム(コンピューターで設計・製作する技術)で作るクラウンやインレーは条件を満たす場合に保険診療の対象とされています。
ただし、ハイブリッドセラミックは、セラミックとレジンを混ぜた素材であり、純粋なセラミックではありません。

 

Q2. 保険の白い歯とセラミックは同じですか?

保険の白い歯とセラミックは異なります。
保険の白い歯はレジン(歯科用プラスチック)や、ハイブリッドセラミック(セラミックとレジンを混ぜた素材)です。
これらは、見た目や耐久性、機能性などの特徴が純粋なセラミックと異なり、セラミックの方が総合的に優れている傾向があります。

 

Q3. セラミック治療は医療費控除の対象になりますか?

機能回復を目的としたセラミック治療であれば、医療費控除の対象とされる可能性があります。
たとえば、虫歯の治療後にセラミッククラウンを装着したようなケースです。

 

1月1日〜12月31日の1年間に、自分や生計を一にする家族が自己負担した医療費が、合計10万円(所得が200万円未満の場合、総所得金額の5%)を超える場合に、確定申告で医療費控除を申請すると、所得税の一部が還付され、住民税も軽減されます。

 

控除対象額に応じて所得税の還付や翌年度の住民税の軽減を受けられるため、所得状況によっては実質的に15〜55%程度の負担軽減につながる可能性があります。
また、クレジットカードでの分割払いや医療ローンでの支払いも控除対象となり、その年に支払った額ではなく、契約した金額の全額が控除対象になります。
(金利及び手数料は医療費控除の対象になりません。)

 

参考:医療費を支払ったとき(医療費控除)|国税庁

 

 

まとめ|セラミックは基本的に保険適用外だが目的に応じて選択が重要

セラミック治療は、基本的に保険適用外の自由診療です。
理由は、保険診療では主に機能回復を目的とした必要最低限の治療を対象としているためです。

 

セラミックは、保険診療でできる白い歯と比べると、見た目や耐久性、機能性で優れています。
とくに見た目の美しさを重視する場合や、長期的に使用したい場合は、セラミックが適している可能性があるでしょう。

 

セラミック治療を累計50,000件以上手がける「さとうデンタルクリニック」では、丁寧なカウンセリングや高品質な素材へのこだわりにより、満足度の高い治療を提供しています。
セラミック治療をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

監修者情報

2013年恵比寿本院を開業。2021年に池袋・西新橋、2025年4月に横浜駅前院を開設し、現在計4院を運営。2019年にはハーバード大学にてインプラント症例発表を行い表彰される。エキテン口コミランキング11年連続1位、楽天リサーチ満足度1位など外部評価も多数。

【受賞・選出実績】

  • 週刊現代「名医たちが薦めるインプラント歯科医院100」(2024年)
  • 医療新聞社「日本の歯科5選の名医」選出(2023年・2018年)
  • 楽天リサーチ:都内インプラント・審美治療満足度 第1位(2017年)
  • エキテン:口コミランキング 11年連続1位(2013-2024年)

【所属・資格】国際口腔インプラント学会ISOI・DGZI、日本先進医療医師会、日本歯科審美学会、POIC研究会、インビザライン認定医

 

ページ上部へ戻る