インプラントのメリット5選!デメリットや歯科医院選びのポイントも解説
インプラントによる治療は失った歯を補う方法として、多くの方から選ばれています。なぜなら、インプラントなら自分の歯のような噛み心地を取り戻せるためです。それ以外にもさまざまなメリットがあるため、それらを踏まえた上で検討することが大切です。
本記事では、累計10,000本以上のインプラント症例を手がけ、全国第3位の実績を誇る「さとうデンタルクリニック」のノウハウをもとに、インプラントの具体的なメリットを5つ紹介します。さらに、デメリットや歯科医院を選ぶ際のポイントも詳しく解説しているため、あわせて参考にしてください。
インプラントのメリット5選
インプラントは、単に歯を補うだけの手術ではありません。では、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。ここでは、インプラントならではのメリットを5つ解説します。
天然の歯と同レベルで咀嚼できる
インプラントは、あごの骨に直接埋め込まれる人工の歯根を土台として人工歯を装着するため、しっかりと固定されるのがメリットです。そのため、人工歯でもずれにくく、食べ物を噛む感覚は天然の歯に近いといわれています。
もちろん、硬い食材でも無理なく噛めるため、食事の不便さを大幅に減らせるでしょう。また、食べ物をしっかり噛めるため、食事の満足感が向上するのも嬉しいポイントです。
自然な印象に仕上がる
人工歯にはセラミックやジルコニアが使われることが一般的です。これらは色や形を細かく調整できるため、周囲の歯と馴染みやすく自然な見た目に仕上げられます。
笑った時や会話中も人工歯と気づかれにくいため、見た目の自信を保ちながら生活できます。またインプラントは「周囲に部分入れ歯だとバレたくない」と思っている方にもおすすめです。
健康な歯を守れる
ブリッジや部分入れ歯の場合、周囲の健康な歯を削らなければいけないケースがあります。その理由は、主に部分入れ歯の保持のためです。その点、インプラントは独立して機能する治療法であるため、周囲の歯を削らずに済みます。
結果として、残っている健康な歯を守りやすくなり、お口全体のバランスを長く保てることが大きなメリットです。
脳が刺激されて健康面・精神面にも役立つ
インプラント手術後にしっかり噛めるようになると、咀嚼によって脳が活性化されることが分かっています。さらに、咀嚼は唾液の分泌を促し、消化や口内環境の改善にもつながります。
このように、「よく噛める」ことはお口の中だけでなく、全身の健康維持にも役立つ大切な要素なのです。
あごの骨が痩せにくくなる
インプラントはあごの骨に直接埋め込むため、咀嚼の際に骨に刺激が伝わります。この刺激が骨に適度な負荷を与えることで、骨が痩せにくくなるといわれています。
一方、入れ歯やブリッジでは骨に十分な刺激が伝わらないため、時間とともに骨量が減少してしまうのです。このように、インプラントは、骨の健康を保ちながら歯の機能を補う治療法です。ぜひ、噛む機能を保つためにもインプラントを検討してみてはいかがでしょうか。
インプラントのデメリット5選
インプラントはたくさんのメリットがある一方、治療を受ける際にはデメリットも忘れてはいけません。デメリットを事前に把握しておくことで無理のない治療計画を立てましょう。ここでは、インプラント治療の代表的なデメリットを5つ解説します。
治療費は保険適用外
インプラントは自由診療です。自由診療とは、健康保険などの公的医療保険が適用されない保険診療のことです。そのため、保険が適用される治療に比べると費用が高額になる傾向にあります。インプラントにおいては1本あたりの費用が数十万円になるケースも少なくありません。
さらに、フルマウスでの治療になると100万円を超える可能性もあるのです。また、手術費用だけではなく、人工歯や骨の状態に応じた追加治療も必要になることがあるため、事前に総額を確認して計画を立てることが重要です。
治療期間が長い
インプラントはインプラントと骨がくっつくまでの待機期間が必要(上顎で平均6ヶ月、市下顎で平均3ヶ月)なので、治療期間はブリッジや入れ歯と比較してどうしても長くなります。
通院回数が多いクリニックもある
インプラントは手術を行えば終わりではありません。インプラントのために抜歯や骨造成が必要な場合、複数回にわたって通院が必要です。また、抜歯や骨造成がなくても、術後の経過観察として、クリニックによっては数回から十数回の通院が求められることもあります。
通院回数はどんな症例か、また、クリニックの技術、保証の内容で大きく変わるので、治療を始める前にそのクリニックに確認をする事をおすすめします。
さとうデンタルクリニックでは、治療回数は入れ歯とブリッジの場合と同等の治療回数で治療することができます。
外科手術を受けなくてはならない
インプラントはあごの骨に人工の歯根を埋め込む治療であるため、外科手術は避けられません。通常、手術には局所麻酔が用いられるため、手術中に痛みを感じることはほぼないといって良いでしょう。
しかし、手術に伴う痛みや腫れ、出血のリスクは必ず付きまといます。そのため、全身疾患がある方や骨量が不足している方は、手術方法を工夫する必要があるかもしれません。そのため、事前に医師としっかり相談しましょう。
インプラント周囲炎にかかる可能性がある
インプラント治療では「インプラント周囲炎」と呼ばれるインプラントの歯周病のリスクがあります。「インプラント周囲炎」とは、インプラント周囲の歯ぐきやインプラント体を支える骨が歯周病菌に感染した状態を指します。
こうして歯ぐきや骨に炎症が生じると、インプラントの安定性が損なわれ、最悪の場合にはインプラントを失うこともあるため注意が必要です。インプラント周囲炎を予防するには、丁寧なブラッシングや定期的な歯科検診が重要です。
そのため、自己管理のみで完結せず、できるだけ専門的なメンテナンスをしてもらいましょう。こうすることで、自覚症状がない場合の早期発見にも役立ちます。
インプラント手術時に起こりうるトラブル3選
インプラント手術は高い成功率を誇りますが、ごく稀に手術中や術後にトラブルが生じる可能性があります。事前にどのようなリスクがあるかを把握しておくことで、不安を軽減し、安全に治療を受けられる体制を整えられるでしょう。
ここでは、手術時に起こりうる代表的なトラブルを3つ紹介します。
神経を傷つけてしまう可能性がある
歯周病などであごの骨が吸収されている場合「下顎管」と呼ばれる神経と血管の通った管に近い位置からインプラントを埋め込むケースがあります。手術中に注意を怠ると神経を傷つけ、顔のしびれや麻痺、味覚障害などの症状が生じる可能性があります。
そのため、安全に手術を行うには、CT撮影などで事前に骨や神経の位置を正確に把握することが重要です。もし、下顎管に近い位置からインプラントを埋め込むしか方法がない場合、過去に同じような症例を扱った実績があるクリニックを選ぶと安心です。
あごの骨とうまく結びつかない
インプラントがあごの骨にしっかり固定されるためには、骨の状態や密度が申し分ない状態でなくてはなりません。そのため、骨が薄かったり固定が不十分だったりした場合、埋め込んだインプラントが安定せず、抜けてしまうことがあるのです。
もちろん、骨造成や適切な手術手順を行うことでリスクは減らせるものの、術前の検査や正確な医師の判断が手術成功のカギを握っているといって良いでしょう。
痛みや腫れが引かない
手術後は、麻酔が切れてしまうため、痛みや腫れ、内出血による変色が生じます。とはいえ、痛みや腫れ、内出血は、ほとんどの場合3日目をピークに軽減し、2週間程度で落ち着くといわれています。もし、症状が改善せず悪化している場合、感染や異常が起きている可能性があるため注意してください。
痛みが改善しなかったり内出血が濃いままであったりなど、少しでも異変を感じたら医師に相談しましょう。早めに診察してもらい、適切な処置を受けることで症状を抑え、安全に回復を進められます。
インプラントで失敗しない歯科医院の選び方
インプラントは手術を伴う高度な治療であるため、歯科医院選びが非常に重要です。なぜなら、歯科医院のさまざまな要素によって治療の安全性や長期的な安定性が大きく変わるためです。
ここでは、インプラント治療で失敗しないために、確認しておきたい歯科医院の選び方を4つ解説します。
インプラント手術の実績が豊富
経験豊富な歯科医院は、インプラント手術の症例が多く、技術や対応力が高い傾向にあります。歯科医院によってはWebサイトで過去の症例写真や治療内容を公開している医院もあるため、ホームページは必ず確認しておきましょう。
実際にあった症例を見ることで、手術の難易度や仕上がりのイメージを把握できる上、信頼できる医院かどうかを判断する材料にもなります。
納得できるまで丁寧な説明をしてくれる
インプラント治療は高額な上、外科手術を伴う治療です。そのため、医師から十分な説明を受けて納得してから同意しましょう。
例えば、手術の流れや使用する素材、費用やリスク、術後のケアまで丁寧に説明してくれる歯科医院は、患者ファーストな歯科医院といえます。このように、メリットもリスクもしっかり説明してくれる医院を選ぶことで、後悔のない治療ができるのです。
手術の経験が多い先生の方が、知識・経験が豊富になり、説明もわかりやすく明確になるので、説明がわかりやすく簡潔な先生を選ぶのがおすすめです。
上質なインプラントを使用している
歯科医院によっては、費用を抑えるために低価格のインプラントを使用しているケースがあります。品質の低いインプラントは、初期費用は安くても将来的に再治療が必要になるリスクが高い上、保証期間も短い傾向にあるため、どうしても不安要素が残ってしまうのです。
その点、信頼できる歯科医院では、長期的な安定性や安全性を考慮して、品質の高いインプラントを使用している傾向にあります。そのため、価格だけで判断せず、インプラントの種類にも目を通しておきましょう。
当院では、世界的に信頼性の高いStraumann社やZimmer社製のインプラントを採用し、高い生体親和性と長期的な安定性を重視しています。さらに、患者さまの希望に合わせて土台や上部構造の素材を選択できるため、機能性と審美性を両立した治療をご提供しています。
保証制度が設けられている
ほとんどの歯科医院では、メーカー保証に加えて医院独自の保証制度を設けています。保証期間は医院によって異なりますが、5年から10年程度が一般的です。
多くの歯科医院では、保証の条件として定期的な通院が必須となることがあります。
さとうデンタルクリニックでは、通院が難しい方にも安心していただけるよう、来院の有無にかかわらず適用される「10年保証」を設けています。治療後も長期的に安心してインプラントをお使いいただける環境を整えておりますので、ぜひご相談ください。
まとめ
インプラントは天然の歯に近い咀嚼感や自然な見た目を実現できる上、健康な歯やあごの骨を守る効果も期待できる治療です。一方で、費用の高さや治療期間、手術の必要性など、事前に理解しておくべきデメリットもあります。
インプラント治療を安心して進めるには、手術中だけではなくその前後も信頼できる歯科医院を選ぶことが大切です。ぜひ、本記事を参考にして安定した治療を受けられる環境を整えましょう。
さとうデンタルクリニックでは、累計10,000本以上の症例実績をもとに、世界的に信頼性の高いStraumann社・Zimmer社製インプラントを採用しています。さらに、患者さまのご希望に応じた素材選択や、来院の有無にかかわらず適用される10年保証など、長期的に安心して治療を受けられる体制を整えています。安心できる治療環境をお探しの方は、ぜひ当院にご相談ください。

