セラミックはホワイトニングで白くなる?白くできない理由と色を揃える方法を解説

セラミックは汚れや歯垢がつきにくく、変色もしにくいとされる耐久性の高い素材です。
しかし、日々のケアが十分でなかったり、長期間使用したりすることで、「色が変わった」と感じるケースもあります。
結論からお伝えすると、ホワイトニングは天然歯を対象とした治療のため、セラミックの色を変えることができません。
ただし、治療の進め方や色合わせを工夫することで、見た目の違和感を抑えることは可能です。
本記事では、50,000件以上のセラミック治療実績を持つ「さとうデンタルクリニック」の知見をもとに、セラミックが白くできない理由や美しい状態を保つためのケア方法について紹介します。
あわせて、治療の順番や色合わせのポイントについても解説しているため、ぜひ参考にしてください。
セラミックは汚れにくく、理想の白さを保てる治療
セラミック矯正とは、歯を削った上からセラミック製の人工歯を装着して、歯の色や形、歯並びを整える治療方法です。
歯の白さや形を希望に合わせて設計できるため、口元だけでなく、顔全体の印象に変化をもたらすことも期待できます。
また、セラミックは汚れが付着しにくく、美しい白さを維持しやすい素材とされています。
セラミックは変色せず、汚れにくい素材
セラミックは、前提として変色しにくく汚れにくい特徴を持つ素材です。
天然歯と比べて歯石や汚れが付着しにくいため、装着後も白く整った見た目を維持しやすいとされています。
セラミック矯正は、歯科医師の技術力や使用するセラミックの品質によって、仕上がりに差が出やすい治療でもあります。
大切な歯を任せる治療だからこそ、信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。
理想の白さに色を設計できる
セラミック矯正では、歯の白さや形を希望に合わせて設計できます。
綺麗で透明感のある白い歯を、自分の顔に合ったバランスに整えることで、理想の口元を実現できるのです。
一般的な歯科矯正では、歯の色や形そのものを変えることは難しいため、セラミック矯正ならではの強みだと考えられるでしょう。
インプラントのメリットについて下記記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
▶セラミック治療のメリット・デメリット|治療を成功させるポイントを解説!
セラミックはホワイトニングで「白くならない」
ホワイトニングの効果があるのは天然歯だけのため、施術によってセラミックの白さが変わることはありません。
これは、ホワイトニング剤が天然歯の構造に対して作用する性質を持っているためです。
ホワイトニングが効くのは「天然歯」だけ
ホワイトニングの効果があるのは「天然歯」だけのため、セラミックなどの「人工歯」は白くできません。
これは、ホワイトニング剤に含まれる過酸化水素などの成分が、天然歯の表面にあるエナメル質に効いて内部の色素を分解する仕組みになっているためです。
一方、構造が異なる人工歯にはこの反応が起こらないため、色の変化が期待できないのです。
ただし、前述のとおり、セラミックは色を設計でき、汚れが付きづら着色もほとんどしない素材ですので、治療時に理想の白さにすることで、長期的に美しい白さを保つことが可能です。
ただし“汚れを落として明るく見せる”ことはできる場合がある
セラミックの場合でも、歯科医院でクリーニングを受けることで、汚れを落として明るく見せられる可能性があります。
セラミックは歯垢や汚れがつきにくい素材ですが、生活習慣や使用期間、日々のメンテナンス状況によっては、表面に汚れがついてしまうこともあります。
ただし、クリーニング後はセラミック本来の白さに回復するだけで、本来の色以上に白くなるわけではありません。
セラミックが「黄ばんだ」「黒ずんだ」ように見える原因
セラミックは汚れや歯垢がつきにくい素材ですが、使用期間が長くなるにつれて、色味が変わったように感じることがあります。
その要因の一つとして、歯の表面やセラミックと歯の境目に着色が生じるケースが挙げられます。
日頃のケアを意識することで変色を抑えられるため、まずは、セラミックが変色して見える主な原因について理解していきましょう。
表面の着色(ステイン)の付着
セラミックの表面に細かな傷が生じると、ステインと呼ばれる汚れが付着しやすくなって、変色したように見えることがあります。
また、コーヒーやソース、カレーなどの色素の濃い食べ物は着色の原因になりやすいため、頻繁な摂取には注意が必要です。
さらに、タバコに含まれるタールやニコチンは歯にヤニを付着させて、変色を引き起こしやすくするといわれています。
境目(歯ぐき側・接着部)が着色している
セラミックと歯を固定している接着剤が劣化することで黄ばみやくすみを生じることがあります。
特に、オールセラミックは透明感が高く、劣化した接着剤の色が透けやすいため注意しましょう。
また、メタルボンドの場合は、内側に使用されている金属部分の影響で、黒ずんで見える可能性もあります。
セラミックの美しさを引き立て、お口全体をより白く見せる方法
セラミックを美しい状態で保つためには、日々のセルフケアに加え、歯科医院で定期的なメンテナンスを受けることが大切です。
適切なケア方法を理解して、美しい口元を維持していきましょう。
周囲の天然歯をホワイトニングして色を合わせる
セラミックは天然歯に比べて変色しにくいことから、時間が経過すると色の差が生じる可能性があるため、周囲の天然歯の色を合わせることで統一感のある口元を目指せます。
ただし、セラミックは白くならないため、仕上がりのバランスを考慮しながら施術することが重要です。
歯科医院のクリーニングで本来の白さにする
セラミック治療後は、自分の歯と同じように3か月~半年を目安に歯科医院で定期的なクリーニングを受けることをおすすめします。
歯科医院のクリーニングでは、専用の機械を使用して、歯の表面だけでなく歯と歯ぐきの境目に付着した細かな歯石や歯垢まで丁寧に除去することで、セラミック本来の白さを保ちやすくしてくれます。
また、歯科医院でのクリーニングは、セラミックの表面に傷がつかないよう細心の注意を払って実施されるため、着色汚れの原因となる表面の細かな傷を防ぎやすくなる点もポイントです。
セラミックのやり替えや、他の歯のセラミック治療を検討する
メタルボンドなど昔のセラミックで黒ずみが出る場合や、前医でのセラミックの適合不良、もしくは素材がオールセラミックではなくハイブリッドセラミックでプラスチック成分が入っている物の場合など、劣化が気になる場合は、いい素材のセラミックを技術のあるクリニックでやり替えをすることをおすすめします。
ホワイトニングとセラミック治療の順番はある?
セラミック治療の前にホワイトニングを推奨されるケースもありますが、実際には順番に明確な決まりはなく、どちらを先に治療しても大きな問題はないとされています。
その理由として、主に次の2つが挙げられます。
1つ目は、ホワイトニングの効果は永久ではないため、施術直後にセラミックと色を合わせたとしても、再び色に差が生じる可能性がある点です。
2つ目は、天然歯の場合でも1本ずつ色味が異なるのが自然であって、多少の色の違いがあっても大きな違和感につながりにくい点です。
そのため、治療の順番について過度に気にする必要はなく、自分の希望やライフスタイルに合わせたタイミングで進めていくとよいでしょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. セラミックが入っていてもホワイトニングはできますか?
セラミックが入っていてもホワイトニングはできます。
ただし、白くなるのは天然歯のみであることには注意しましょう。
施術後の色の差が気になる場合は、事前に歯科医師に相談しておくと安心です。
Q2. ホワイトニングでセラミックが傷んだり、取れたりしませんか?
基本的には、ホワイトニングでセラミックが傷んだり、取れたりする心配はほとんどありません。
ホワイトニング剤はセラミックには効果がない上、傷つけるなどの影響もないとされています。
Q3. セラミックの境目の黒ずみはホワイトニングで消えますか?
セラミックと歯の境目に見られる黒ずみは、基本的にホワイトニングでは改善できません。
これは、境目の黒ずみが接着剤などの人工物に起因しているケースが多く、ホワイトニング剤の効果がないためです。
まとめ|セラミックならホワイトニング不要の美しさを長く保てる
ホワイトニングは、あくまで天然歯を白くすることを目的とした治療のため、セラミックなどの人工歯は白くできません。
一方で、セラミックはホワイトニングしなくても、綺麗な状態を保ちやすい耐久性の高い治療方法です。
詳しい治療内容や自分に適した方法について理解したうえで治療を検討したい方は、ぜひ一度、さとうデンタルクリニックまでご相談ください。
現在の状態を正確に診断したうえで、最適な治療方法をご提案いたします。
監修者情報
2013年恵比寿本院を開業。2021年に池袋・西新橋、2025年4月に横浜駅前院を開設し、現在計4院を運営。2019年にはハーバード大学にてインプラント症例発表を行い表彰される。エキテン口コミランキング11年連続1位、楽天リサーチ満足度1位など外部評価も多数。
【受賞・選出実績】
- 週刊現代「名医たちが薦めるインプラント歯科医院100」(2024年)
- 医療新聞社「日本の歯科5選の名医」選出(2023年・2018年)
- 楽天リサーチ:都内インプラント・審美治療満足度 第1位(2017年)
- エキテン:口コミランキング 11年連続1位(2013-2024年)
【所属・資格】
国際口腔インプラント学会ISOI・DGZI、日本先進医療医師会、日本歯科審美学会、POIC研究会、インビザライン認定医


