インプラントのメンテナンス内容を徹底解説!自宅でできるセルフケア方法も紹介

近年、見た目や噛み心地の観点からインプラントの需要が高まっています。しかし、手術後のメンテナンスを怠ると、インプラントが長持ちしない可能性があるのをご存じでしょうか。長持ちさせるには、定期的なメンテナンスが重要です。

 

本記事では、インプラントや審美歯科の実績を多数持つ「さとうデンタルクリニック」の知見をもとに、インプラントのメンテナンス内容について解説します。また、自宅でできるセルフケア方法についても解説しているため、ぜひ参考にしてください。

 

インプラントのメンテナンスが重要な理由

インプラント治療後も快適に過ごすためには、定期的なメンテナンスが望ましいです。では、なぜセルフケア以上に歯科医院でのメンテナンスが重要なのでしょうか。ここでは、インプラントのメンテナンスが重要な理由を2つ解説します。

 

インプラント周囲炎を予防できるから

1つ目は、インプラント周囲炎を予防できるためです。インプラント周囲炎は、歯ぐきの炎症から始まり、放置すると骨が溶けてインプラントが抜け落ちる可能性があります。

 

この病気の恐ろしいところは自覚症状がほとんどない点です。痛みや腫れを感じた時にはすでに進行しているケースも多く見られます。そのため、定期的なメンテナンスをし、早期発見・早期治療をしましょう。

 

当院では、インプラント治療後のアフターケアを重視し、患者さま一人ひとりに合わせたメンテナンスを行っています。こまめにメンテナンスし、快適な状態を保ちましょう。

 

メーカー保証を受けられるから

ほとんどのクリニックでは保証期間があっても、3ヶ月に1回もしくは半年に1回という決められた頻度で通院していないと保証が切れてしまうというルールがあります。

 

当院では、通院状況に関わらず適用される10年保証付きのインプラント治療を提供しています。そのため、万が一のトラブルが起こっても安心です。ぜひ、当院で長期的なサポートを受けながら、健康で美しい口元をキープしましょう。

 

 

インプラントのメンテナンス内容

インプラントは「入れたら終わり」の治療ではなく、自分の歯と同じように「長く使い続けるためのケア」がとても重要です。インプラントを長持ちさせるためには、歯科医院での定期的なメンテナンスが欠かせないことが分かりました。

日常のブラッシングだけでは取りきれない汚れや、わずかな噛み合わせのズレも、放置するとインプラントの寿命を縮める原因になります。

 

では、クリニックのメンテナンスでは一体何が行われるのでしょうか。ここでは、主なメンテナンス内容について解説します。

 

口腔内のチェック

まず行われるのが口腔内全体のチェックです。インプラントの状態だけでなく、天然歯の虫歯や歯周病、噛み合わせのバランスなども確認します。これにより、インプラントに過度な力がかかっていないか、周囲の歯ぐきに炎症がないかを早期に判断できるのです。

 

当院では、インプラント治療の実績が豊富な歯科医師が丁寧にチェックし、わずかな変化も見逃しません。そのため、健康な口腔環境の維持が可能です。

 

レントゲン検査

インプラントは、歯ぐきの下に人工歯根を埋め込むため、目視だけでは内部の状態を確認できません。そこで、メンテナンス時には定期的なレントゲン撮影を行い、骨の状態やインプラント周囲の組織をチェックします。少しでも異常があれば早期対応し、炎症や骨吸収の進行を防ぎます。

 

当院では最新のデジタルレントゲンを導入しており、多くの患者さまにご好評いただいています。安心してメンテナンスできる点も魅力の一つです。

 

クリーニング

セルフケアでは、落としきれない汚れや歯石は、専門の機器を使ったクリーニングで除去します。インプラントの周囲は構造が複雑で、磨き残しが起きやすいため、定期的な清掃が必要です。

 

当院では、インプラントのクリーニングに最も適したクリーニング設備を整えています。清潔な状態を保ち、長期的に安心を確保しましょう。

 

ブラッシング指導

メンテナンスの際には、正しいブラッシング方法の確認と指導も行われます。なぜなら、インプラント周囲は天然歯と形状が異なるため、磨き残しが起きやすいためです。歯科衛生士から歯ブラシや歯間ブラシ、タフトブラシなどの使い方を指導してもらえるため、日常のケアもしやすくなるでしょう。

 

当院では、患者さま一人ひとりの口腔環境に合わせたセルフケア方法を提案しています。自宅でも安心してお手入れを続けられるために全力でサポートいたしますので、ぜひご検討ください。

 

 

メンテナンスの頻度と費用について

インプラントを長く維持するためには、こまめにメンテナンスを受けることが不可欠です。しかし、頻繁に通院すると費用が気になる方も多いのではないでしょうか。通院の頻度や費用は一人ひとり異なりますが、治療に備えておおよその目安を把握しておきましょう。

 

ここでは、一般的なメンテナンス頻度と費用相場について解説します。

 

メンテナンスの段階的な検診が大切

自分の歯もインプラントもメンテナンスは、来院できる方は月1回、忙しい方は2,3ヶ月に1回、最低でも半年に1回のペースが理想です。

理由は、歯もインプラントもどうしても汚れが取れづらい場所もあるのと、一度固まってしまった汚れは歯ブラシでは取る事ができず、クリニックの専門的な器具でしか取れないからです。

 

また、インプラントと歯ぐきの状態や噛み合わせを定期的に確認し、トラブルを早期に防ぐためです。特に治療直後は、インプラントと骨がしっかり結合する過程で変化が起こりやすく、こまめなチェックが欠かせません。

 

ただし、メンテナンスの最適な頻度は、インプラントの位置や骨の状態、生活習慣によって異なります。初期は短い間隔で、安定してからは半年ごとに通う方が多いなど、段階的に検診を受けるのが望ましいでしょう。

 

メンテナンスの費用相場

インプラントのメンテナンス費用は、歯科医院の設備や施術内容によって金額は異なります。簡易的なチェックやクリーニングのみの場合は3,000〜5,000円ほどで受けられますが、レントゲン撮影や噛み合わせの確認まで行う場合は5,000〜1万円ほどになるケースがあります。

 

また、保証内容や使用する器具の種類によっても費用が変動するため、治療計画時におおよその費用を確認しておくと安心です。

 

さとうデンタルクリニックでは、レントゲンを撮る場合でも、2,000円∼6,000円の金額で行っています。

 

下記記事では、インプラント治療の費用相場について詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。

▶インプラントの相場はいくら?費用の内訳や節約方法も紹介

 

 

自宅でできるおすすめのセルフケア方法

インプラントを長持ちさせるためには、メンテナンスだけではなく、日々のセルフケアも欠かせません。正しい磨き方や道具の選び方を意識するだけでも、炎症や汚れの付着の防止に役立ちます。

 

ここでは、自宅でできるセルフケア方法について解説します。

 

インプラントと歯ぐきの境目を丁寧にブラッシングする

インプラント周囲の歯ぐきとの境目には、プラークや汚れが溜まりやすいため、丁寧にブラッシングしましょう。歯を傷つけないためにも歯ブラシは「やわらかめ」または「ふつう」の硬さがおすすめです。磨く際も力を入れすぎず、軽く握って小刻みに動かすように磨くのがポイントです。

 

特に、インプラントの根元部分は磨き残しが起こりやすいため、他のパーツよりも時間をかけて磨きましょう。もし、歯磨きが苦手と感じている場合、電動ブラシや音波ブラシを使ってみるのも有効な方法です。ただし、使い方を誤ると歯肉やインプラント周囲を傷つける可能性があるため、使用前に歯科医師や歯科衛生士から正しい方法を教わりましょう。

 

研磨剤が含まれていない歯磨き粉で磨く

インプラントを傷つけないためには、研磨剤が含まれていない歯磨き粉を使用しましょう。なぜなら、研磨剤入りのものはインプラントを傷つけてしまうおそれがあるためです。また、顆粒入りの歯磨き粉を使用すると、顆粒がインプラントと歯ぐきのすき間に入り込み、炎症を引き起こす可能性もあります。

 

当院では、歯とインプラントのことを本気で考えた歯磨き粉「デンタルペーストさとう Implant & Tooth」を販売しています。フッ素や研磨剤不使用であるため、インプラントに悪影響が起こりにくいのが特徴です。また、エリスリトールを配合しているため、ミュータンス菌やバイオフィルムに作用し、歯周病予防にも役立ちます。

 

歯間ブラシやデンタルフロスを活用する

歯ブラシだけでは落としきれない汚れを除去するために、歯間ブラシやデンタルフロスも併用しましょう。なぜなら、インプラントと天然歯の間や奥歯のすき間は、食べかすやプラークが残りやすい場所であるためです。

 

歯間ブラシはすき間の大きさに合ったサイズを選び、無理に押し込まず優しく通すのがポイントです。デンタルフロスを併用する場合、さらに清潔な状態を保てます。一般的に、歯ブラシのみの場合、清掃効果は70%程度といわれています。

 

そこで、歯間ブラシやデンタルフロスを活用することで、清掃効果は90%に届くといわれているのです。そのため、今まで歯ブラシのみだった方もこの機会にぜひ使ってみましょう。

 

当院では、患者さまのインプラントの形状に合わせた最適なケアグッズを提案しています。セルフケアでお困りの方も気軽にご相談ください。

 

 

インプラントのメンテナンスに関するよくある質問

Q.インプラントのメンテナンスはどのくらいの頻度で受ければいいですか?

インプラントのメンテナンスは、来院できる方は月1回、忙しい方でも2〜3ヶ月に1回、最低でも半年に1回が理想的です。

これは、歯もインプラントもどうしても汚れが落としにくい部分があり、固まった汚れはクリニックの専門器具でしか除去できないためです。

定期的にメンテナンスを受けることで、インプラント周囲炎や噛み合わせの異常を早期発見・予防できます。

 

Q. インプラントのメンテナンスではどんなことをするのですか?

メンテナンスでは、インプラントや周囲の歯ぐきの状態を詳しくチェックし、以下のような処置を行います。

 

  • 口腔内のチェック(炎症・噛み合わせ・歯ぐきの状態の確認)
  • レントゲン検査(骨の吸収や異常を早期発見)
  • クリーニング(セルフケアでは落とせない汚れや歯石を除去)
  • ブラッシング指導(磨き残しを防ぐための正しいケア方法をアドバイス)

 

これらのメンテナンスを受けることで、インプラントを長く健康な状態で維持することができます。

 

Q. インプラントを長持ちさせるために自宅でできることはありますか?

はい。日常的なセルフケアが非常に大切です。
具体的には、次のような方法を心がけましょう。

 

  • やわらかめの歯ブラシでインプラントと歯ぐきの境目を丁寧に磨く
  • 研磨剤の入っていない歯磨き粉を使う
  • 歯間ブラシやデンタルフロスを併用して清掃効果を高める

 

これらを継続することで、プラークの付着やインプラント周囲炎を予防できます。
特に、歯間ブラシとフロスを使うと清掃効果が約90%まで高まるため、ぜひ習慣化しましょう。

 

 

まとめ

インプラントを長持ちさせるためには、定期的な歯科医院でのメンテナンスと日々のセルフケアが重要です。歯科医院で行われる口腔内チェックやレントゲン、クリーニング、ブラッシング指導を受けることで、インプラント周囲炎のリスクを抑えられます。さらに、安定した噛み心地を維持できるため、長期的な安心を確保できるのも嬉しいポイントです。

 

自宅では丁寧なブラッシングだけではなく、使っている歯磨き粉を見直してみたり、歯間ブラシやフロスを活用したりしてみましょう。こうしてセルフケアに力を入れることで、インプラント周囲炎などの炎症予防に役立ちます。

 

インプラントをどのクリニックでするか迷っている方は、「さとうデンタルクリニック」にお任せください。当院は、恵比寿駅西口より徒歩3分にある歯科医院です。インプラントは10年の保証付きである上、治療後の定期メンテナンスやセルフケア指導も徹底しています。

インプラントを検討している方は、お気軽にご相談ください。