歯ぐきが黒くなるのはなぜ?セラミック(メタルボンド)治療後の原因と対処法

 

セラミック治療は、天然歯に近い自然な見た目が得られることや、変形・変色しにくい点が特徴で、見た目の美しさを重視する方や、金属アレルギーが心配な方にも選ばれています。
一方で、さまざまな要因により、セラミック治療後に歯ぐきのトラブルが生じるケースもあるのです。

 

本記事では、セラミック治療において累計50,000件以上の実績を有する「さとうデンタルクリニック」の知見をもとに、セラミック治療後に起こる可能性がある歯ぐきの黒ずみや、痛み・腫れについて解説します。
それぞれの原因や対処方法、予防方法について紹介しているため、参考にしてみてください。

 

 

セラミック治療とは

セラミック治療とは、セラミック素材を用いた歯科治療です。
天然歯に近い自然な見た目が得られることや、変形・変色しにくい点が特徴で、詰め物や被せ物などに幅広く使用されています。

 

金属をまったく使用していない種類のセラミックは、見た目の美しさを重視する方や、金属アレルギーが心配な方にも選ばれています

 

一方で、内側に金属を使用し、表面にセラミックを焼き付けた「メタルボンド」は、セラミック治療で選択される素材の一つですが、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。

セラミック治療をした後に歯ぐきが黒くなる原因

セラミック治療を実施した後に生じる可能性がある歯ぐきのトラブルの1つに、黒ずみがあります。
ここでは、歯ぐきが黒くなる主な原因についてそれぞれ解説します。

 

メタルボンドの金属が溶け出す

詰め物や被せ物、土台などに金属を使用した場合、口腔内で金属が少しずつ溶け出し、歯ぐきに沈着することで、黒ずみが生じる場合があります。

 

セラミック素材の1つであるメタルボンドは、表面はセラミックですが、内側には金属が使用されているため、銀歯で治療した場合と同様に、黒ずみの原因になる可能性があります。

 

ただし、セラミックのみで作られた詰め物や被せ物で治療した場合、金属の溶け出しによって歯ぐきが黒くなることはありません。

 

メタルボンドの内側にある金属が露出する

メタルボンドの場合、被せ物の内側が金属でできているため、この金属部分が露出して黒っぽく見えることがあります。

 

通常、金属部分は見えませんが、歯ぐきが下がったり、歯周病を発症したりすると、歯と歯ぐきの境目から金属部分が露出し、黒い線のように見えることがあります。
このことが原因で、歯ぐきが黒ずんだように感じる場合があるのです。

 

セラミック治療以外で歯ぐきが黒くなる原因

セラミック治療とは直接関係ありませんが、次のような理由で歯ぐきが黒くなることもあります。

  • 土台の天然歯が変色している
  • メラニン色素の沈着
  • 歯周病
  • 金属の歯を入れた
  • 口腔内の癌になった

 

天然歯は、神経を除去した場合、時間の経過とともに、色が茶色っぽく変わることがあります。
セラミックの被せ物を装着した直後は目立たなくても、歯ぐきが下がることで変色した歯が透けて見え、歯ぐきが黒ずんだように感じる場合があるのです。

 

また、喫煙などの刺激によって、口腔内にメラニン色素が沈着し、歯ぐきが黒ずむこともあります。
そのほか、歯周病によって歯ぐきに炎症が起こると、赤紫色や黒っぽく見える場合があります。

 

このように、セラミック治療とは直接関係ない原因であっても、セラミック治療後に歯ぐきの黒ずみが気になることがあるのです。

 

 

セラミック(メタルボンド)治療をした後に歯ぐきが黒くなった場合の対処方法

歯ぐきが黒くなった場合の対処方法は原因によって異なりますが、次のような治療が有効な場合があります。

  • 金属を使用しない素材で作り直す
  • 歯科用レーザーで除去する
  • 薬剤で除去する

 

黒ずみの進行を防ぐために、金属を使用しない素材へ変更することが、原因療法であり第一選択です。
その他の対症療法として、歯科用レーザーや薬剤を用いる方法があります。

 

 

セラミック治療をした後に歯ぐきが黒くなるのを防ぐ方法

歯ぐきの黒ずみを防ぐためには、次のような方法があります。

  • 金属を使用していない素材を選ぶ
  • 喫煙習慣を改善する
  • 日頃のケアを丁寧に行い、定期的に歯科医院で健診を受ける

 

セラミック治療後の歯ぐきの黒ずみを防ぎたい場合は、まず金属を使用していない素材を選ぶことが大切です。

 

また、セラミック治療と直接関係がない場合でも、喫煙習慣の改善、日頃のケアや定期健診による歯周病予防も、黒ずみ予防につながります。

 

まとめ

セラミック治療は、天然歯に近い自然な見た目が得られ、変形・変色しにくい点が特徴の治療法です。
金属をまったく使用しない種類のセラミックは、見た目の美しさを重視する方や、金属アレルギーが心配な方にも選ばれています。

 

一方で、同じセラミックの種類でもメタルボンドを選んでしまうと、治療後に歯ぐきの黒ずみや痛み・腫れなど、トラブルが生じるケースもあるのです。
黒ずみは、治療で使用した金属素材が影響したり、被せ物の内側にある金属が露出したりすることが原因で生じる場合があります。

 

また、痛みや腫れは、治療の刺激や、かみ合わせ、歯ぎしり・食いしばり、被せ物の不適合などが関係して引き起こされることがあります。
歯ぐきの症状が気になる場合は、早めに歯科医院へ相談することが大切です。

 

さとうデンタルクリニック」では、セラミック治療を累計50,000件以上手がけています。
患者さま一人ひとりのご希望に寄り添った丁寧なカウンセリングを実施し、素材選びや治療技術にもこだわったセラミック治療を提供しています。

 

セラミック治療をご検討中の方や、不安や疑問をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。

 

監修者情報

2013年恵比寿本院を開業。2021年に池袋・西新橋、2025年4月に横浜駅前院を開設し、現在計4院を運営。2019年にはハーバード大学にてインプラント症例発表を行い表彰される。エキテン口コミランキング11年連続1位、楽天リサーチ満足度1位など外部評価も多数。

【受賞・選出実績】
  • 週刊現代「名医たちが薦めるインプラント歯科医院100」(2024年)
  • 医療新聞社「日本の歯科5選の名医」選出(2023年・2018年)
  • 楽天リサーチ:都内インプラント・審美治療満足度 第1位(2017年)
  • エキテン:口コミランキング 11年連続1位(2013-2024年)
【所属・資格】

国際口腔インプラント学会ISOI・DGZI、日本先進医療医師会、日本歯科審美学会、POIC研究会、インビザライン認定医